メイウェザー級
新しく入ってきたバイトの子がトラを背負ってきた話しなんだけど、していいか?
なんか、バイトの面接きたぞー!つって、男の子だぞー!つって。かるく祭り。神輿あたりをかるく担いだもん。もうね、人手不足でお馴染んじゃったからさ、こちとら猫の手も借りたいわけ。借りれるもんならなんの手でも借りたかったわけ。初出勤、その子、トラ、背負ってきた。トラの手だった。
戸惑い。え?すごいな?
いや〜ごめんよごめんよ、それはね私も見たことあるんだ。よちよち歩きもいいところの赤ん坊が背負ったりしてるよね。え!なに!赤ん坊お前はそんな齢にして荷物を自分で持つ自立心が育まれておるんか!これ。これですね。
猫の手でも>_<とか言ってた自分、甘々すぎたのかもしれない。那須川天心に殴られてくれ。という。やつ。わりといい年した男の子が背負ってるのは、センスがいきすぎた狂気。
でさー、彼がさー、「ぉれ褒められたら伸びるタイプっす」って言うわけなんだよね。いいよ、好き、私そういう平成みおびた言葉すごい好き。と思って、「お、ラッピング上手じゃん、すごいすごいすごーい、もう本番でいいんじゃない?」って言ったら、「(#^.^#)」
え?かわいいな?
ものすごい接しやすくわかりやすいな?
「すいません、何歳くらいっすか?ハタチちょいすぎくらいっすか?」
え???嬉しいな???きのうの夜メディヒールのパックしたからだな???いやー、関心。関心関心関心。嬉しい。もっとちょうだい。もっともっとちょうだい。
私さーお肌の曲がり角をね、すっっっごい急カーブしたのよ。ボートレーサーがさ、いたのよ顔面に。もうすごいのよ波が。しぶきがすごいのなんのってね。で、肌がさ、ボッッッツボツになった私からすると、もうこの一言で彼の全面バックアップを心に決めた。
彼との初セッションはこんなかんじね。
帰るとき、クリアのグリーンのサングラスをかけXLARGEのMA-1着て、もうその道の教科書じゃん、って。
で、そのちっけーちっけートラ。荷物なんて5mlくらいしか入らないであろうそのちっけーちっけートラになにはいってんの?って聞いたら「ぇこれっすよ」つって、メモ帳。メモ帳とボールペン。
学ぶ姿勢よ。もうさ、わかんないよ?わかんないんだけど、ここ以前の職場でも君はきっと絶対に可愛がられたよな?臭。メモ帳とお財布しかはいってなかった。
がんばって辞めないでほしい。