深夜の攻防戦
♪ミミズだって
オケラだって
アメンボだって
みんなみんな 生きているんだ
ともだちなんだ
とは言うけど!
とは言いやがりますけど!
距離置きたいなっていう正直な気持ち!
世界には土食べちゃう人やガラス食べちゃう人がいるよねー!土やガラス食べるって行為自体は虫を愛でるよりも難易度は高いとは思うんだけどねー!だけど虫を積極的に愛でる人はどこ探したっていないと信じたいよねー!
さっき虫が出た。
白×黒デザインの羽の虫が出た。
つーかオシャレだし!
第一印象良すぎだし!
え〜?すっげー!それ生まれた瞬間から持ってんの?すっげ!まじスタイリッシュ〜!出身とか絶対海の向こうっしょ!
っていう気持ちとは裏腹に巨大クッションを振りかざす我が両腕
や〜、申し訳ないとは思ってるんだよ。
小さい頃はあんなに相手してくれてさ。仲間とだって恋人とだって離れ離れにしてしまったわけだし。(私は主にトンボ)これ人間でいえば散歩してたら悪党共に連れ去られたってことっしょ。それを大小・言語・立場って理由で責めたてることもできず泣き寝入りして。お気持ちお察ししますわ!
(まじ虫かわいそーー!!!!!)
なんだけど、ごめん
「あぁ〜3組のあいつね〜」くらいの距離まではせめて離れてたいなって気持ち。拭えない気持ち。
あれ?
私って虫とか平気な人じゃなかったっけ。虫食べる国とか行ったら郷に行ったら郷に従え精神で余裕で食べれちゃうとか言ってた人じゃなかったっけ。いまどこかから「ドヒィィン!!!」って声聞こえたけど。
(少女を脱し女性になりつつある今、自身の成長をひしひしと感じた。)
そんで、私ってば虫は殺めず地球に返すっつーポリシー持ってっからさ、殺虫剤とか家にないわけ。なんならそれピストルっしょ?くらいの勢いで家にないわけ。
でも今回はわけが違う。
シマウマ柄 VS 私
(出身:海の向こう VS 出身:北海道)
勝てんの土地の広さしかねぇ。
余談だけど、北海道は自然が豊かで飯がうまいみたいなってると思いますがアレ、よく言いすぎー!
自分たちのことよく言いすぎーー!
のどかな田園風景
(突如現れる荒地。土地の使い方下手くそか。)
飯がうまい
(そりゃ夏と冬のあの気温差なら食べるものも身がしまって当然。肌のひきしめと同じ原理。)
ね。
ほら、ね。
道庁の関係者にこの記事みつからないことを切に願う。
話し戻ります。
んで、さすがにこれ無理じゃね?いけなくね?と思って
「お姉ちゃーん!!!!お姉ちゃーーん!!!!!!!!」
つって大声で下にいる唯一の同居人:姉を呼んだ。2対1。こっちは団体戦。
しかも私ミミズの上手なつかみ方はお姉ちゃんから教わったしトンボの捕まえ方もお姉ちゃんから教わった。なんつーかお姉ちゃん、即戦力。
この日のためみたいなとこある。
作戦勝ち。勝ち戦。
1分で地球にキャッチアンドリリースできる気がした。
「ねぇすっごい虫いる」
姉「あ、そう。」
「どうする?」
姉「じゃぁカーテン開けてるから頼んだ。」
頼んだ。
頼まれた。
お姉ちゃん、少女から完全に女性に形態変化させてた。
とりあえずなんとな〜く、なんとな〜く部屋出て、「ゴキブリホイホイもどき作戦。執行者:私(だろうな)」って作戦たてた。
ではココでゴキブリホイホイもどきの作り方を紹介しまーーす!!
1.ティッシュを大量にとる
2.クレンジングクリームをティッシュに塗りたくる
☆完成☆
これを壁にとまってる虫にエイッとかぶせます!すると!あら不思議!虫がくっついてるー!そのティッシュを外に広げて置いて割り箸で虫をツンツン👉!すると!あら不思議!虫が地球に還ったーー!
正直いける気30%
でもなんだろうね。
あのときの私たち多分アドレナリン的なもの出てた。おそらく出てた。
「しゃーーいけっどいけっど虫退治いけっどーーー!!!!」
つって。
妙な自信。
結果はまぁ余裕の惨敗。
壁だけが超汚れた。
んで無言でペットボトル渡してくるお姉ちゃん。私はすべてを悟った。
「(これでいけ。)」
「(任せろ。)」
執行者:私(だろうなーーー!!!)
いや〜、なかなかの長丁場、終止符打った。これまじオススメ。距離感こそ近いものの60%は射止めれる。
(手の震え・虫の大きさにより変動するかもね!)
捕獲した虫(ペットボトル)はとりあえずベランダに置いてみた。
「「飛びたて!」」つって置いてみた。
そんでまぁ飛びたったのかは知らんペットボトルが今我が家のベランダに2つあるわけで。(2日後くらいに新入りやってきた。)
飛びたったらベルとか鳴らして知らせてくれ…ペットボトル回収すっから……